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「フェイスラインがない」「顔がぼやけて見える」原因とは?

目次
「フェイスラインがない」「顔がぼやけて見える」とお悩みの方は、美容医療を活用するのも方法の一つです。フェイスラインが崩れる理由は複数あるため、理由によってセルフケアでの改善に時間がかかることもあります。
当記事では、フェイスラインの役割や崩れてしまう原因、セルフケアの方法などを紹介します。美容医療でフェイスラインを改善する場合の具体的な治療法も解説しますので、参考にしてください。
フェイスラインとは?その役割と印象
フェイスラインとは、見た目の美しさを決める大切なパーツの一つです。ここでは、あらためてフェイスラインの意味や役割、フェイスラインが整っている・崩れているときの印象の違いを紹介します。
フェイスラインとはどの部位?
フェイスラインとは本来、顔の輪郭を意味する言葉ですが、美容用語としては主に耳の下から頬を通り、あご下までのラインを指すのが一般的です。フェイスラインに余計な肉や脂肪がなく、引き締まっていることを「フェイスラインが整っている」などと表現します。
一方でフェイスラインに脂肪や皮膚のたるみなどがあると「フェイスラインがない」「顔がぼやけて見える」などといわれることがあります。
なお、フェイスラインは正面を向いた姿勢のときにだけ意識されるものではありません。他の人は意外に横顔やうつむき顔もよく見ています。どの角度からも美しく見えるフェイスラインが理想です。
フェイスラインが整っているとどんな印象になる?
フェイスラインは顔の印象を左右する重要なパーツです。フェイスラインが整っていると一般的に若々しい・美しいなどとよい印象を持たれやすくなります。また小顔に見えるため、美容面でも好印象を与えられます。
フェイスラインは、メイクやファッションなどで変えるのが難しいパーツです。そのため、フェイスラインが整っていると「生まれつき美人」というイメージを持つ人もいます。
フェイスラインがぼやけると起きる見た目の変化
フェイスラインがはっきりしていないことを崩れている・ぼやけているなどと表現します。フェイスラインが崩れていると実年齢よりも年上だと思われたり、疲れて見えたりすることがあります。
このような印象を持たれるのは、フェイスラインが加齢やむくみなどによって崩れやすいためです。しかし、実際には若い人や痩せている人でもフェイスラインがぼやけてしまうことがあるため注意が必要です。
フェイスラインがない・ぼやける原因とは?
生まれつきフェイスラインがないケースもありますが、年齢や生活習慣などの影響でフェイスラインがぼやけることもあります。
ここでは、フェイスラインがない・ぼやける原因を6つ紹介します。自身に当てはまるものがあるか、確認してみましょう。
加齢によるたるみ
加齢によるたるみはフェイスラインがぼやける大きな原因の一つです。年齢が上がると若いときに比べて新陳代謝が下がり、肌のハリや弾力を生み出すコラーゲンの量が減少します。また、表情筋が衰え皮膚を引き上げる力も失われることがたるみを引き起こします。
脂肪の蓄積
顔回りの脂肪が多すぎることも肌をたるませてしまうため、フェイスラインがないように見える理由となります。フェイスラインに影響する頬やあごは、顔の中でも特に脂肪がつきやすいパーツです。たとえば頬に脂肪が多くついた場合は顔が大きく見えやすくなるでしょう。
一方、あごの脂肪が多いと首との境目がはっきりしない、いわゆる二重あごになってしまい、やはりフェイスラインが崩れてしまいます。
筋肉の衰え
表情筋に代表される顔周辺の筋肉が衰えると、皮膚が下がってフェイスラインがぼやけたり、なくなったりします。筋肉が衰える原因は加齢だけではありません。最近はパソコンやスマホを見る時間が長くなり、人と話す機会が少ないライフスタイルを送る人が増えています。
また、マスクを付けて過ごす時間が長い人も無表情の時間が長くなりがちです。こうしたライフスタイルを送る人は、口周りの筋肉が衰えて口角が下がったり、頬がたるんだりしやすい傾向にあります。
姿勢の悪さ
姿勢の悪さは主に首やあごの筋肉に影響し、フェイスラインを崩してしまいます。猫背や巻き肩のように首が前に出る姿勢を長く続けると首やあごの筋肉が衰え、脂肪がついて二重あごのように見えることもあります。特にスマホをよく使う習慣のある方は、無意識に首が前に出て猫背になりやすいため注意が必要です。
生活習慣の乱れ
睡眠不足や暴飲暴食などの生活習慣の乱れがさまざまなトラブルを引き起こすことはよく知られています。美容面でいえば、生活習慣が乱れていると肌の乾燥・バリア機能の低下によるたるみ、塩分過多や血行不良によるむくみなどが起こりやすくなるでしょう。
たるみはもちろん、むくみも顔を大きく見せてしまうため、フェイスラインが崩れる理由の一つです。
口呼吸のクセ
口呼吸のクセがフェイスラインの崩れにつながるのは、口の開閉に使われる筋肉である口輪筋が衰えるためです。口呼吸の人は常に口が開いている状態になるため、口輪筋が鍛えられません。
口輪筋のゆるみは表情筋もゆるませて、フェイスラインがなくなる原因となります。口呼吸は美容面だけでなく、健康面でも悪影響を及ぼすため、鼻呼吸へ変えていきましょう。
自分でできる!フェイスラインを整えるセルフケア
フェイスラインがないことの原因が筋肉の衰えやたるみ、姿勢の悪さなどにある場合、セルフケアで改善できる可能性があります。ここでは、フェイスラインを整えられるセルフケアの方法を4つ紹介しますので、無理のない範囲で取り入れてみましょう。
表情筋トレーニング
表情筋は意識して表情を大きく動かすことでトレーニングできます。簡単にできる表情筋のトレーニングは、一つずつ順番に「あ・い・う・え・お」の口の形を作ることです。大きく口を開けて「あ」の形で5秒間キープ、しっかり口を横にひきながら「い」の形を作って5秒キープ、と繰り返します。声を出さなくても構いません。
フェイスマッサージ
ここでは、特にあご下のむくみや二重あごが気になる方に、おすすめのマッサージを紹介します。
- 両手でジャンケンのチョキの形を作り、人差し指と中指を折り曲げます。
- 両手の人差し指と中指の第二関節であごを軽く挟みます。小指が前を向くようにするとやりやすいでしょう。
- ゆっくり息を吐きながら、耳の方へ向かって指を滑らせていきます。
力を入れすぎるとダメージを与えるため、優しくマッサージしましょう。頻度は1日に1~3回でOKです。
姿勢の改善
普段から猫背や巻き肩になりやすい人はもちろん、スマホやタブレットなどを見るときの姿勢にも注意が必要です。
まっすぐ背筋を伸ばし、正面を向いて立った際に肩の真上に耳がくるのが正しい姿勢です。人の頭は4~6kgもの重さがあるといわれています。耳が肩より前に出ていると、首の筋肉だけで頭を支えることになるため、大きな負担がかかります。
何度か練習して正しい姿勢を覚えて、定期的にチェックするとよいでしょう。
生活習慣の見直し
睡眠不足の方や外食の多い方、塩分の強い食事を好む方は生活習慣の見直しも大切です。栄養不足や疲れはたるみ、体に水分がたまることはむくみを引き起こします。
特に食事については、野菜中心のメニューを選んだり、薄味を心がけたりするほか、体の余分な塩分を排出してくれるカリウムを多く含む食品を採るのもよいでしょう。カリウムの多い食品にはバナナやアボカドがあります。
美容医療でフェイスラインを整える方法
セルフケアを続けてもなかなかフェイスラインが改善しない場合や、早く効果を感じたい場合は、美容医療を利用するのがおすすめです。
ここでは、美容医療でフェイスラインを整える代表的な方法を3つ紹介します。
脂肪吸引
脂肪吸引とは、医療用のカニューレを使って頬やあご下などの気になる部分の脂肪を吸いだすことでフェイスラインを整える方法です。物理的に脂肪をなくすため、すぐに効果を実感できます。顔の脂肪はダイエットでは落としにくいため、早くフェイスラインを整えたい人に向いている方法です。
脂肪吸引の施術後、腫れや内出血が起こることが多いでしょう。ただし、切開しないためダウンタイムは1~2週間程度です。また傷口が目立たないように、耳の後ろなどのできる限り目立たない場所からカニューレを挿入するため、人に知られずに施術を受けたい方にも向いています。極細のカニューレを使用することで、痛みも抑えられています。
HIFU(ハイフ)
HIFU(ハイフ)とは高密度焦点式超音波を肌に照射することで、皮膚の奥にあるSMAS筋膜を刺激し、自然なリフトアップを目指す治療法です。超音波による熱でSMAS筋膜や脂肪層が引き締まり、フェイスラインをすっきりさせる効果があります。また、肌のハリや弾力を生み出すのに欠かせないコラーゲンやエラスチンにも作用するため、美肌効果も期待できます。
HIFUのメリットは、メスを使わないため美容医療に抵抗のある方でもチャレンジしやすいことです。施術後に赤みや腫れを感じる方もいますが、数日以内に治まることが多いためダウンタイムが少ないのもメリットです。ただし、HIFU施術後、効果を感じられるまで2週間~1ヶ月程度かかることに注意しましょう。
糸リフト
糸リフトとはコグと呼ばれる棘のついた糸を皮膚の下に挿入する治療法です。糸が垂れ下がった脂肪を持ち上げるため、フェイスラインをすっきり見せられます。
また、糸の挿入で皮膚の組織が刺激されることにより、コラーゲンの生成が促進され、肌のハリや弾力が増す効果も期待できます。なお、糸リフトに使用されるのは1~2年程度で体内で溶けて吸収される性質を持つ医療用の糸です。
糸リフトでは麻酔を使うため、施術当日~数日は腫れが見られることがあります。また、施術後に糸を挿入した部分に違和感を覚える方もいますが、1週間程度で気にならなくなるでしょう。ダウンタイムが少ないのは糸リフトのメリットです。
糸リフトについての症例写真

施術名 糸リフト リスク ☑腫れ:2日~1週間程度 ☑痛み:2日~1週間程度 ☑内出血:出た場合は1〜2週間程度 ☑傷跡:赤い点状の針穴が数日間程度 価格 ¥31,000〜¥69,800
まとめ
フェイスラインは人の印象を決めるうえで大切なだけでなく、崩れていると疲れて見える・実年齢より年上に見えるといったデメリットがあるため、改善したいと考えている方は多いでしょう。
フェイスラインがない理由には、加齢のほかに筋肉の衰えや姿勢の悪さなどがあります。セルフケアで改善できる場合もありますが、より早く効果を出したい方には美容医療がおすすめです。
当クリニックでは患者様一人ひとりのお悩みや理想とするフェイスラインに合わせて、最適な施術を提案いたします。ダウンタイムの長さや効果を実感できるまでの期間など、気になることがあればお気軽にご相談ください。
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