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びらびらが片方だけ大きいのは異常?小陰唇の左右差の原因や治療方法を解説

2025.02.28

びらびらが黒い原因・予防法は?早期改善は小陰唇縮小手術がおすすめ

「びらびらが片方だけ大きいのはおかしいのかな?」と気になっていませんか。実は、びらびらの大きさの違いによる違和感や痛みに悩む方は少なくありません。

しかし、びらびらは他人と比較することができず、相談しにくい部位であるため、不安を解消するのが難しい場合がほとんどです。

本記事では、びらびらの左右差が生じる原因やそれに伴うトラブル、解決方法について詳しく解説します。

びらびら(小陰唇:しょういんしん)の左右差は珍しくない

びらびらは小陰唇(しょういんしん)と呼ばれる女性器の一部です。

びらびらの左右差は多くの女性に見られるもので、決して珍しいことではありません。見た目や機能に影響を及ぼすこともありますが、びらびらの左右差が医学的に問題とされるケースは少ないのが実情です。

びらびら(小陰唇)の基本的な構造と役割

びらびらは女性器にあるひだ状の皮膚で、大陰唇の内側に位置します。尿道口や膣口を保護し、適度な湿度を保つことでデリケートゾーンの健康を維持する役割があります。また、刺激を受けやすい部位でもあり、感覚神経が多く集まっています。

びらびら(小陰唇)の大きさには個人差がある

びらびらの形やサイズ、色などの正確な形状の定義は存在しません。一般的に長さは1.5~4cmで、大陰唇から少し露出する程度の大きさが平均的とされています。しかし、びらびらの形や大きさには個人差があり、左右が完全に対称な人は少数派です。

びらびら(小陰唇)が片方だけ大きくなる原因

びらびらが片方だけ大きくなる原因にはさまざまな要因があります。

生まれつきのものから、加齢や生活習慣の影響、さらには外傷や炎症などが関与する場合もあります。ここでは、主な原因について詳しく解説します。

生まれつき

びらびらの大きさや形状は遺伝の影響を受けやすく、左右の大きさに差がある状態で生まれることも珍しくありません。また、思春期に入ってホルモンの分泌が活発になると、身体の成長とともにびらびらの成長も促され、左右差が目立つようになる可能性があります。生活に支障がないのであれば気にすることはありません。

加齢や生活習慣の影響

びらびらへの過度な刺激や摩擦は、びらびらが肥大する原因となる場合があります。そのため、タイトな下着や衣類の着用、長時間の自転車や乗馬などのスポーツがびらびらの肥大に影響する可能性があります。特に片側ばかりに負荷がかかる習慣がある場合、一方のびらびらが肥大化することがあります。

また、ホルモンバランスの変化により、びらびらの形が変化することがあります。思春期や妊娠中はエストロゲンの分泌が増加し、デリケートゾーンの皮膚が厚くなることがあり、びらびらが大きくなることもあります。さらに、出産時にはびらびらも大きく伸びるため、産後から気になり始める方もいます。

外傷や炎症

外傷や感染症によってびらびらが腫れることがあります。例えば、過度な自己処理や性行為による摩擦、細菌感染などが原因で炎症が起こり、一時的または恒常的に片側が肥大することがあります。

びらびら(小陰唇)が片方だけ大きいと起こるトラブル

小陰唇縮小手術のメリット

びらびらの左右差は必ずしも問題ではありませんが、大きさの違いによって不快な症状が生じることがあります。ここでは、びらびらの片側が大きいことで起こり得る主なトラブルについて説明します。

摩擦や圧迫による違和感や痛み、黒ずみ

びらびらが下着や衣類と擦れると、違和感や痛み、色素沈着による黒ずみを生じることがあります。特に締め付けの強い衣類を着用すると、摩擦が繰り返され、症状の悪化につながりかねません。

このようなときは、下着や衣類のサイズや形を見直すことで、痛みや黒ずみの進行を緩和することが期待できます。

排尿トラブル

びらびらの肥大により、尿の方向が変わりスムーズに排尿できないことがあります。排尿トラブルによりトイレや衣類を汚してしまうことが重なると、トイレに行くことがストレスとなり、膀胱炎を発症する可能性も高まります。

長期間続く場合は自力で解決することは難しいと考え、医師への相談をおすすめします。

デリケートゾーンの臭い

びらびらが大きくなると、デリケートゾーンの通気性が悪くなり、蒸れによって雑菌が繁殖しやすくなります。その結果、不快な臭いが発生することがあります。

専用の洗浄剤を使用して清潔に保つことを心がけ、ゆとりのある下着を着用すると症状が緩和することがあります。

見た目のコンプレックス

びらびらの左右差が目立つことで、見た目にコンプレックスを抱く方もいます。特にパートナーとの関係において自己肯定感が下がる原因になることもあります。

自力で見た目を変えることは難しく、また、家族や友人に相談がためらわれる場合は、医師への相談を検討するとよいでしょう。

片方だけ大きいびらびら(小陰唇)の解決方法

びらびらの大きさが左右で異なることで起こるトラブルをご紹介しました。トラブルに対して自分でできる対策もありますが、根本的な解決にはなりません。

そこで、びらびらの左右差を少なくするためには、一般的に小陰唇縮小手術(婦人科形成)が用いられます。ここでは小陰唇縮小手術について解説します。

小陰唇縮小手術とは

小陰唇縮小手術はびらびらの大きさを整え、違和感や不快感を軽減する手術です。高周波メスを用いて手術を行いますが、局所麻酔を使用するため強い痛みはほとんど感じません。

また、手術による傷跡については、びらびらは血流が豊富なことから傷が残るリスクは低いとされています。身体への負担が少ない治療法として、多くの女性に選ばれています。

小陰唇縮小手術のメリット

小陰唇縮小手術のメリットは以下のとおりです。

  • ・摩擦や痛みの軽減
  • ・見た目の改善による自信の向上
  • ・衛生面の向上

小陰唇縮小手術の最大のメリットは、小陰唇の左右差による痛みや違和感の解消です。手術では大きい方の小陰唇の縮小を行うので、これまで擦れたり圧迫されていたりした部位がなくなるためです。

さらに、小陰唇の左右差が軽減されたことで見た目が改善されますし、余計な皮膚がなくなることで女性器における衛生面の改善も期待できます。

小陰唇縮小手術のデメリット

小陰唇縮小手術のメリットは以下のとおりです。

  • ・術後の痛みや腫れ
  • ・傷跡が残る可能性
  • ・手術費用がかかる

小陰唇縮小手術にはメリットもある反面デメリットも存在します。

まず、手術後は痛みや腫れが生じるため1~2日間は安静にし、数日~1か月の間、入浴や激しい運動、自転車やバイクの運転、性行為を控える期間が必要となります。

また、小陰唇縮小手術は大規模な手術ではないものの費用がかかりますし、傷跡が残る可能性もあります。さらに、手術後は出血や腫れが生じるほか、感染症のリスクも上がるので、術後しばらくは患部を清潔に保つように心がけましょう。

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小陰唇縮小手術の流れ

当院における小陰唇縮小手術の流れをご説明します。

無料カウンセリング

医師による無料カウンセリングでお悩みを相談し、希望する大きさや形をもとにデザインを決定します。

小陰唇縮小手術

手術当日は局所麻酔を行い、切開して皮膚を取り除きます。傷口は糸や医療接着剤などで縫合します。通常は1週間後に抜糸が必要ですが、溶ける糸を使用する場合は抜糸不要です。

術後ケア

術後は患部に過度の刺激を与えなければ、通常どおり過ごして問題ありません。

ただし、術後経過観察のために1~3回の通院が必要な場合があるので、その際は再度ご来院ください。

びらびら(小陰唇)が片方だけ大きいことに関するよくある質問

びらびらに関する悩みや疑問は多くの女性に共通するものです。ここでは、びらびらが片方だけ大きいことに関するよくある質問をご紹介します。

びらびらを自分で小さくする方法はありますか?

一度肥大してしまったびらびらを、自分で小さくするのは難しいでしょう。炎症のような症状で一時的に肥大しているのであれば、症状が治まると小さくなります。しかし、体質やホルモンの乱れなどが原因の場合は、自分で小さくするのは不可能です。

びらびらがが片方だけ大きいのは経験人数が多いからというは本当ですか?

びらびらの大きさと性交渉の経験人数には、科学的な根拠や関連性はありません。「びらびらが大きい=経験人数が多い」との俗説が広く流布されていますが、医学的な根拠はありません。

びらびらを小さくする手術をした後も肥大化する可能性がありますか?

基本的に、びらびらの切除後は肥大しません。しかし、女性ホルモンの影響を受けやすい部位のため、更年期や妊娠・出産など女性ホルモンが乱れる時期には、再び肥大化する可能性があります。

びらびらの大きさが気になるときは何科に相談すべきですか?

小陰唇の大きさでお悩みの場合は、美容外科クリニックの受診がおすすめです。一方、小陰唇の炎症やトラブルが発症している場合は、婦人科が適しているでしょう。

小陰唇縮小手術をしたことは見た目でわかりますか?

小陰唇縮小手術を受けると、びらびらの大きさが変わったことは明らかですが、傷跡はほとんど目立ちません。当院の手術は丁寧に行われ、自然な仕上がりが重視されるためです。さらに術後のケアをしっかり行うと、より傷跡を目立たなくできるでしょう。

小陰唇縮小手術は保険適用ですか?

小陰唇縮小手術は保険適用外です。自由診療となるため、全額自己負担となります。

まとめ

びらびらの左右差は多くの女性に見られる一般的な現象ですが、大きさの違いによってトラブルや悩みを抱える人は少なくありません。

セルフケアでも改善せず、違和感や痛みが強い場合は、小陰唇縮小手術による治療を検討することをおすすめします。手術により見た目が整い、痛みや衛生面の改善が期待できるでしょう。

当院では、専門医による丁寧なカウンセリングと悩みに合わせた施術をご提案しています。デリケートゾーンでお悩みの方はぜひ当院へご相談ください。

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