- まぶたの脂肪取り
瞼に脂肪がつく原因とは?セルフケアと美容医療の選択肢を解説

10秒でわかる この記事の要約
まぶたに脂肪が多いと目が腫れぼったく見え、小さな目や疲れた印象の原因になる
遺伝・肥満・加齢・生活習慣の乱れ(むくみ)などが主な原因
特徴として二重ラインが出にくい、奥二重になりやすい、重たい目元に見えるなどがある
セルフケアはマッサージ・食生活改善・美容アイテムの活用が有効だが効果は限定的
美容医療では二重切開法・上まぶたの脂肪取り・眉下切開・眼瞼下垂治療が代表的施術
施術は比較的安全で、ダウンタイムは数日〜1週間程度で落ち着くケースが多い
Days Beauty Clinicでは、まぶたの悩みに応じた施術を提案し、理想的な目元づくりをサポートしている
目次
まぶたの印象は、顔全体の雰囲気を左右する大切な要素です。しかし、それだけに「目が腫れぼったく見える」や「きれいな二重が作りにくい」といった悩みを抱える方も少なくありません。まぶたが腫れぼったくなってしまう背景には、遺伝や加齢・生活習慣の乱れなど実に多様な要因がかかわっているため、自分に合った改善方法を知ることが大切です。
本記事では、まぶたに脂肪がつく原因や特徴について整理し、自宅でできるセルフケアから医療機関で行われる施術まで幅広く紹介します。
まぶたの脂肪について
まぶたに脂肪が多くついていると、目が小さく見えてしまったり、腫れぼったい印象になったりと、顔全体の雰囲気に大きく影響してしまいます。もともとが二重まぶたの人であっても、脂肪が厚いまぶたの場合には一重に見えることもあり、コンプレックスに感じる方もいるでしょう。
まぶたの脂肪の厚みは、むくみや筋肉の衰えとも関連しており、一時的な要因と慢性的な要因が複雑に絡み合っているため、改善は一筋縄ではいきません。まずは、まぶたの脂肪がどのような特徴を持ち、なぜついてしまうのかを理解することが大切です。
まぶたに脂肪がつく原因
まぶたに脂肪がつくと、腫れぼったくなって目が重たい印象を与えたり、二重ラインがきれいに出づらくなるなどの変化が起こります。そのため、「以前よりも目が小さく見える」「アイメイクが映えない」と感じる方もいるでしょう。
まぶたに脂肪がついてしまう原因は一つではなく、さまざまな要素が複合的にかかわっています。どの要因によってまぶたに厚みが出ているのかを知ることで、セルフケアや美容医療の適切な選択ができるはずです。ここでは、まぶたに脂肪がつく原因を4つ解説します。
遺伝的要因
まぶたに脂肪が多く見える要因の一つとして、遺伝による骨格や皮膚の構造が挙げられます。親から受け継いだ要素によって二重のラインが薄い、もしくは無い場合は一重になりやすいといえるでしょう。また、蒙古ひだが強く張っている場合、脂肪そのものが多くなくても腫れぼったく見えてしまう傾向があります。
さらに、眉と目の間隔が狭い場合、まぶたの厚みが強調されやすいことがあり、構造的に脂肪や厚みが目立ちやすいのが特徴です。遺伝的に一重や奥二重になりやすい方は、まぶたの重さが目立ちやすく、結果として脂肪が多く見えてしまうかもしれません。
肥満
肥満によって全身の脂肪量が増えると、必然的にまぶたにも脂肪が蓄積されやすくなり、腫れぼったい印象を与える原因となります。特に、上まぶたには眼窩脂肪や皮下脂肪が存在するため、体重の増加によってボリュームが強調されがちです。
まぶたの脂肪は他の部位と比較して落としにくいため、体重増加の影響が特に目立ちやすいといえるでしょう。根本的な改善のためには、全身の脂肪を落とす必要があり、バランスの取れた食生活や適度な運動などが効果的です。
加齢によるたるみ
誰しもが避けられない加齢も、まぶたの脂肪が目立つようになる大きな要因です。
もともとまぶたを支えていた皮膚や筋肉の力が加齢により衰えることで、脂肪や皮膚が前方に押し出されてしまい、腫れぼったく重たい印象になりやすくなります。この変化により、目元が眠たそうな印象や、老けた印象を与える原因にもなるでしょう。
年齢による自然な変化であるからこそ、早めに適切なケアや改善方法を知っておくことが大切です。
生活習慣の乱れによるむくみ
まぶたの厚みや重い感じは、脂肪そのものではなく「むくみ」によって強調される場合があります。塩分やアルコールを過剰に摂取すると体内の水分が排出されにくくなり、まぶたにも余分な水分が溜まって腫れぼったく見えてしまうのです。
また、運動不足は代謝の低下を招き、余分な水分や脂肪を溜め込みやすくなってしまうため、むくみを慢性化させる原因になります。スマートフォンやパソコンを長時間使用することによる眼精疲労やドライアイも血流を滞らせ、むくみを悪化させる原因です。
脂肪が多いまぶたの特徴
まぶたに脂肪が多いと腫れぼったさや重たさが際立ち、スッキリとした目元を望んでいたとしても理想通りにならないことが多いでしょう。自分の顔を鏡で見た時にも、眠たそうに見えたり、疲れているように見えたりして、対人関係でのコンプレックスになることもあるでしょう。
ここでは、まぶたの脂肪が多い方に現れやすい具体的な特徴について確認し、セルフケアや美容医療を検討する際に必要な基礎知識を整理していきます。
目が腫れぼったく見える
まぶたの脂肪が多いことによる大きな特徴は、目が常に腫れぼったい印象を与えてしまうということです。特に、眼窩脂肪が多い方は、皮膚に厚みが出て、まぶた全体が重く見える傾向があります。
一時的に塩分やアルコールを摂取して、むくみによって腫れることもありますが、脂肪の厚みが原因の場合は、慢性的に腫れたような目元に見えるのが特徴です。健康的に過ごしているにもかかわらず、目元の脂肪によって表情が重く感じられるため、腫れぼったい目はコンプレックスになりかねません。
二重ラインが付きにくい、奥二重になりやすい
まぶたに脂肪が多いと、二重のライン自体はあっても皮膚に折り目がつかず、一重に見えたり奥二重になったりすることも少なくありません。本来は二重になるはずでも、脂肪の厚みで皮膚の折り込みが浅くなり、自然な二重ラインが出にくくなります。
もともと二重だった人でも、脂肪が厚くなるとラインが浅くなり、奥二重に近い状態になることもあるため油断できません。その結果、目が小さく見えたり、ぱっちりした印象がなくなったりします。
目元が重く見え、疲れた印象になる
目元が全体的に重たく見えてしまい、眠そうな印象や疲れた印象を与えてしまうのも、まぶたに脂肪が多い場合の特徴です。特に眼窩脂肪が多いと、まぶたの厚みが増して目が小さく見えるため、実際よりも表情が暗く感じられることもあります。
また、加齢によって眼輪筋(目の周囲にあり、主に目を閉じる動作に関与する)が衰えると、皮膚や脂肪を支える力が弱まり、まぶたのたるみが進行することがあるため、注意が必要です。
自力でできる改善方法
まぶたの脂肪が気になるとはいっても、いきなり美容クリニックを訪ねるのは勇気がいるものです。まずは自分でできることから試してみたいと考える人も多いでしょう。実際に、日々の生活習慣を見直すことで、まぶたの重たさや腫れぼったさを軽減できるケースは少なくありません。
ここでは、今からでも始められる現実的な改善方法を紹介します。
マッサージでむくみを解消
血流やリンパの流れを促すマッサージは、まぶたをスッキリさせるために有効なセルフケアの一種です。
実践する際は、ホットタオルやホットアイマスクで目元を温め、血流を整えてから行うと良いでしょう。眼球を押さないように注意しながら、眉の下を指先で軽く引き上げて内側から外側になぞるだけでもリンパの流れは改善されやすくなります。
この方法は、パソコンやスマホで目を酷使している方やドライアイの方におすすめですが、力を入れすぎないよう注意が必要です。
食生活の改善
日常の食生活を見直すことも非常に重要です。塩分やアルコールを摂りすぎると体内に水分が蓄積しやすくなり、結果としてまぶたがむくみ、脂肪がついたように見える場合があります。
これらを改善するには、塩分の摂取を控え、バランスの取れた食事を意識することが大切です。特に、バナナやきゅうりなどのカリウムを多く含む食品や、代謝を支えるビタミンB群を含む食品を取り入れると、体内の余分な水分を排出しやすくなります。
美容アイテムの活用
まぶたを引き締めるためには、美容アイテムを活用したセルフケアも有効です。目元専用に開発されたアイクリームや美容液を使用することで、一般的な化粧品よりもまぶたの腫れぼったさを軽減できる場合があります。
アイクリームには、コラーゲンやヒアルロン酸などの保湿成分や、ハリを高めるペプチド類が含まれているものも多く、継続的に使用することで肌の弾力を保ちやすくなるでしょう。ただし、美容アイテムは即効性を期待するのではなく、毎日コツコツ続けることが大切です。
腫れぼったい瞼を改善する美容医療
セルフケアをしばらく続けたものの、なかなか思うような変化が実感できずに諦めてしまう方も少なくないでしょう。特に脂肪の多いまぶたをスッキリさせるのは難しく、自力での改善には限界があるのが現実です。
そのような場合には、美容医療という選択肢を検討することで、長期的な改善が期待できます。ここでは、まぶたの脂肪を除去したり、たるみを解消したりする代表的な施術を紹介します。
二重切開法
二重切開法は、まぶたを切開して脂肪や余分な皮膚を除去しながら、半永久的な二重を形成する代表的な施術です。この施術では、切開部分から眼窩脂肪を除去することでまぶたの厚みを軽減し、スッキリとした二重ラインを作れます。
デザインの自由度も高く、幅広い二重や自然なラインなど、希望に沿った仕上がりを目指せるため人気です。1〜2週間のダウンタイムが必要ですが、時間経過とともに傷跡はほとんど目立たなくなります。
上まぶたの脂肪取り
二重ラインやまつ毛のキワを小さく切開し、眼窩脂肪を取り除くことでまぶたをスッキリさせる方法です。まぶたの厚みや腫れぼったさが強い方に向いており、シンプルな処置で見た目の改善を目指せます。
この施術では切開する範囲が小さいため、ダウンタイムが比較的短いのが特徴です。余分な脂肪を取り除くため二重ラインも出やすくなり、ぱっちりとした目元を目指せるでしょう。
眉下切開
眉毛のすぐ下を切開し、余分な皮膚を取り除くことによって、まぶたのたるみを改善する施術です。年齢とともに皮膚の弾力が失われ、まぶたが垂れ下がって視界が狭くなることがありますが、眉下切開により効果的に治療できます。
切開部分は眉毛のラインに沿っているため、傷跡が目立ちにくいのが特徴です。ダウンタイムも短く、腫れや赤みは数日から1週間ほどで落ち着くでしょう。
眼瞼下垂の施術
眼瞼下垂とは、まぶたを持ち上げる筋肉が弱まり、上まぶたが十分に開かなくなる状態です。この状態では視界が狭くなるだけでなく、眠そうに見えたり老けた印象を与えたりする場合があります。
眼瞼下垂の施術は、糸を使って筋肉を引っ張り上げるため、ダウンタイムが短いのが特徴です。一方で切開する方法では、まぶたを切開して腱膜を再び固定するため、より確実な効果が期待できるでしょう。
二重切開の症例写真

施術名 二重整形-埋没法-/目頭切開
リスク 二重整形-埋没法-
☑腫れ:数日~1週間程度
☑内出⾎:稀に内出血が生じ、まぶたが赤紫色になる場合がある
但し、大抵の場合はメイクで隠せる程度
☑左右差:元の骨格や目の形によります
☑角膜損傷:ほぼ起きないが報告例あり
目頭切開 ☑腫れ : 約1週間前後
☑痛み : 2〜3日
☑内出血 : まれに赤紫色1〜2週間
☑傷跡 : 切開範囲が赤み→ピンクー白
価格 二重整形-埋没法-
¥98,000~¥448,800
目頭切開
¥295,000~¥427,800
まとめ
まぶたに脂肪がつく原因は、遺伝や加齢によるたるみ、肥満、生活習慣の乱れなど複数の要素が絡み合っています。脂肪が多いまぶたは、腫れぼったく見えたり二重ラインが出にくかったりするため、セルフケアとしてマッサージや食生活の見直し、美容アイテムの活用などが有効ですが、効果は限定的です。
根本的な改善を求めるのであれば、美容医療による脂肪除去や切開法、眉下切開、眼瞼下垂の治療などを検討することをおすすめします。自身の症状や希望に応じて適切な方法を選ぶことで、理想のスッキリまぶたを実現できるはずです。
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