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2025/10/29
  • 二重整形

二重にならない目の特徴とは?原因と解決法を美容外科医が解説

二重にならない目の特徴とは?原因と解決法を美容外科医が解説

二重まぶたは、顔の印象を大きく左右するパーツの一つです。しかし、「どうしても二重にならない」「二重にしたいのにラインが出にくい」と悩む方も少なくありません。二重が作られにくい原因は、まぶたの厚みや脂肪、むくみ、筋肉や皮膚の構造、蒙古ひだなどさまざまです。

この記事では、美容外科の視点から、二重になりにくいまぶたの特徴や原因をわかりやすく解説します。また、日常生活でできるセルフケアや美容整形による解決策についても紹介するので、自分の目元に合った方法を見つける参考にしてください。

二重にならない主な原因

「どうしても二重にならない…」と悩んでいる方は少なくありません。二重まぶたが作られにくいのには、まぶたの厚みやむくみ、筋肉や皮膚の構造、蒙古ひだなど、いくつかの理由があります。

ここでは、美容外科の観点から、二重になりにくいまぶたの特徴や原因をわかりやすく解説します。

まぶたの厚み(脂肪やむくみ)

二重まぶたが作られにくくなる原因の一つに、まぶたの「厚み」があります。まぶたに脂肪が多かったり、むくみで腫れていると、目を開けるときに皮膚が十分に持ち上がらず、二重のラインができにくくなります。

しかし、これはセルフケアで改善できる場合も。例えば、塩分の摂りすぎを控えたり、ホットタオルでまぶたを温めて血流を良くしたりすることで、むくみを和らげることが可能です。

まぶたの厚みが改善されれば、二重の構造を持っている人は、自然に二重が出やすくなる可能性があります。

瞼の腫れぼったさの原因

上眼瞼挙筋と皮膚の連結の弱さ

二重まぶたができるかどうかは、「上眼瞼挙筋」という筋肉と、まぶたの皮膚とのつながりが大きく関係しています。

普段、私たちがまばたきをしたり目を大きく開いたりできるのは、この上眼瞼挙筋が「瞼板(けんばん)」という部分を持ち上げたり下げたりしているからです。

二重まぶたの人は、この筋肉の一部が皮膚ともしっかりつながっているため、目を開いたときに皮膚が一緒に引き上げられ、自然な折り込みができて二重のラインが現れます。

一方で、この筋肉と皮膚のつながりが弱かったり、そもそも枝分かれして皮膚に届いていなかったりすると、目を開いても皮膚が十分に引っ張られません。その結果、折り込みが作られず、一重まぶたのままになってしまうのです。

つまり、「上眼瞼挙筋と皮膚の連結の強さ」は、二重になるかどうかを左右する大きなポイントです。

眼瞼下垂(がんけんかすい)

目を開けにくく、二重まぶたが作られにくい場合、「眼瞼下垂」の可能性があります。眼瞼下垂とは、まぶたを持ち上げる筋肉が弱まったり衰えたりすることで、目が十分に開かなくなる状態のことです。そのため、二重のラインがうまく現れず、一重や奥二重に見えることがあります。

症状が気になる場合は、眼瞼下垂の治療を行うことで改善できることもあります。治療は保険が適用される場合もあるため、気になる方は一度クリニックで相談してみると安心です。

蒙古ひだ(もうこひだ)の影響

目頭にあるピンク色の部分「涙丘(るいきゅう)」を覆う皮膚のひだを「蒙古ひだ」といいます。蒙古ひだがあると、二重ラインの始まりが目頭側に入り込むため、末広型の二重になりやすくなります。そのため、幅の広い平行型の二重を希望する場合は、蒙古ひだが妨げになることが多いです。

蒙古ひだは生まれつきの皮膚の構造であるため、マッサージや加齢で自然に消えることはありません。もし、蒙古ひだによる目元の印象を根本的に改善したい場合は、「目頭切開」という手術でラインを調整する方法があります。

二重整形をしても「二重にならない」ケース

二重整形を受けても、「思った通りの二重にならない」と感じる方は少なくありません。その理由は、まぶたの構造や手術方法、手術後の経過など複数の要素が関わってきます。ここでは、よくあるケースを詳しく解説します。

埋没法でラインが取れてしまう場合


二重埋没法は、まぶたに細い糸を通して二重のラインを作る手軽な方法です。手術時間も短く、腫れも少ないため人気がありますが、糸の緩みやまぶたの厚みの影響で、二重のラインが消えてしまうことがあります。

特にまぶたに脂肪が多い場合や厚みがある場合は、糸だけで皮膚をしっかり持ち上げるのが難しく、ラインが薄くなったり、時間とともに取れてしまうことがあります。また、強くこすったり、目に負担をかける習慣も糸の緩みを早める原因になることがあるため注意が必要です。

希望の幅や形にならない場合

二重の幅や形は、手術である程度コントロールできますが、まぶたの厚みや脂肪の量、皮膚の弾力などの影響で、希望通りに仕上がらないことがあります。例えば、幅の広い平行型の二重を希望しても、まぶたに厚みや脂肪があったり、蒙古ひだがあったりする場合は、末広型に近い形になってしまうことが多いです。

こうしたケースでは、手術前に医師と十分にカウンセリングを行い、自分のまぶたの状態に合ったデザインを相談することが大切です。また、部分切開や脂肪除去などの追加手術を併用することで、希望の二重に近づけます。



ダウンタイム中の腫れ・むくみによる一時的な見え方

手術後すぐは、まぶたが腫れたり、むくんだりして二重がはっきり見えないことがあります。これは術後の自然な経過で、多くの場合、数日~数週間で落ち着きます。

腫れやむくみによって、一時的に二重の幅が左右で異なったり、希望のラインが浅く見えたりすることがありますが、焦らずに経過を観察することが大切です。また、腫れを早く引かせるためには、目を冷やす、塩分を控えるなどのセルフケアも効果的です。

二重になるための生活習慣・セルフ対策

二重まぶたを作りやすくするためには、まぶたの構造だけでなく、日常生活での習慣やケアも大切です。特に、まぶたのむくみや血流の悪さ、皮膚への刺激は、二重のラインが出にくくなる原因になります。

ここでは、自宅で簡単にできるセルフケア方法を紹介します。

塩分や水分の過剰摂取を控える

まぶたのむくみは、二重まぶたが出にくくなる原因の一つです。特に、塩分や水分を過剰に摂取すると、体内の水分バランスが崩れ、まぶたや顔がむくみやすくなります。その結果、二重のラインが一時的に消えたり、浅く見えたりすることがあります。

むくみを予防・改善するためには、塩分の摂りすぎに注意し、カリウムを多く含む食品(バナナ、ほうれん草、アボカドなど)を積極的に摂るのもおすすめです。カリウムは体内の余分な水分を排出するのを助けるため、まぶたのむくみ軽減に役立ちます。

ホットタオルでまぶたを温める

自力で二重まぶたを作る方法としてよく紹介されるのが、温めた蒸しタオルをまぶたに当てる「ホットタオル法」です。やり方は簡単で、濡らしたタオルを電子レンジで温め、目元に数分間置くだけです。

温かいタオルの温熱効果で、まぶた周囲の血流が促進され、むくみが軽減されやすくなります。むくみや腫れによって一重になっている場合には、まぶたがすっきりして、二重のラインが出やすくなることがあります。

ただし、この方法で二重になるのはあくまで一時的です。むくみが取れるとラインは出ますが、まぶたの脂肪が減ったり、皮膚の厚みが根本的に変わるわけではありません。そのため、毎日繰り返すことで血流を整え、むくみを軽減する習慣として取り入れるのが効果的です。


軽いマッサージで血流を改善

まぶたのむくみは、二重まぶたが作られにくくなる大きな要因の一つです。そこでおすすめなのが、まぶたの血流を促進する「軽いマッサージ」です。

摩擦や強い力がかかると皮膚を痛めてしまう可能性があるため、クリームやオイルを使って滑りを良くしてから行うのがポイント。ただし、マッサージによる二重改善はあくまで一時的なものであり、まぶたの脂肪や構造自体を変えるものではないことを覚えておきましょう。



目をこする癖を控える

まぶたの皮膚は非常に薄くデリケートなため、頻繁にこすると皮膚が伸びて、二重が一重になってしまう原因になることがあります。さらに、このような刺激は眼瞼下垂(まぶたを開ける筋肉の衰え)を引き起こす可能性もあり、場合によっては眼球に傷をつけてしまうリスクも伴います。

日常生活でできる予防策としては、まずまぶたをこすらない習慣を意識することが大切です。花粉症やアトピー性皮膚炎などでまぶたがかゆくなる場合もありますが、無理にこすらず、軟膏や内服薬など適切な治療で症状を管理することが重要です。

二重整形による解決策

自力で二重が作りにくい場合や、生活習慣でのケアだけではラインが安定しない場合には、美容外科での二重整形も検討しましょう。ここでは、それぞれの手術の特徴や向いている人、注意点をわかりやすく解説します。

二重埋没法

二重埋没法とは、まぶたに医療用の細い糸を通して二重のラインを作る手術です。皮膚を切開せずに二重を形成できるため、手術時間が短く、ダウンタイムも2日~1週間程度と比較的短いのが特徴です。そのため、「手軽に二重にしたい」「腫れや痛みをなるべく抑えたい」という方に特に人気があります。

二重整形 埋没法とは

埋没法は以下のような方に向いています。

・手軽に二重にしたい

・メスを使う手術は避けたい

・痛みに弱いと自覚がある

・まぶたの厚みをすっきり見せたい

・自然な二重にしたい、バレにくくしたい

・幅を調整したい、片目だけ二重にしたい

・奥二重や末広型を平行型に近づけたい

・軽度の眼瞼下垂の方

奥二重の方でも、埋没法を使うことで二重ラインを出しやすくなるケースがあります。ただし、脂肪の量や皮膚の状態によっては、希望の幅や形に制限が出る場合もあります。手術前には医師としっかり相談して、自分のまぶたに合ったデザインを決めることが重要です。

埋没法は比較的手軽でダウンタイムも短い反面、まぶたの状態によっては糸が緩んで二重ラインが薄くなることがあります。持続期間は個人差がありますが、必要に応じて再施術でラインを調整できる点も魅力です。

二重切開法

まぶたを切らずに糸で二重を作る「埋没法」に対して、まぶたを切開して二重を形成する方法を「二重切開法」といいます。埋没法とは異なり、糸が取れて元に戻る心配がなく、半永久的に二重を維持できるのが大きな特徴です。

ただし、切開法はまぶたの皮膚をメスで切り、縫い合わせて二重を作るため、修正が難しく、高度な技術が求められます。その分、仕上がりは自然で、脂肪の厚いまぶたや広めの二重ラインを希望する方にも適しています。

・全切開・ミニ切開:まぶたの上部を切開して二重ラインを作る方法。幅の広い平行型の二重や厚みのあるまぶたに向いています。

・目頭切開:目頭の部分を切開して二重ラインを整える方法。蒙古ひだがある方や、末広型から平行型に近づけたい方におすすめです。

・目尻切開・タレ目形成:目尻を切開して目を横に大きく見せたり、優しい印象の目元に整えたりする方法です。

切開法は皮膚を切る手術のため、傷跡や腫れに不安を感じる方もいます。しかし、技術の高い医師が行うことで、傷跡は自然に目立たなくなり、長期的には美しい二重ラインを維持することが可能です。

二重切開法とは
二重切開法とは

部分切開や脂肪除去の併用

まぶたの厚みや脂肪が多いために二重が作りにくい場合には、まぶたの脂肪を取り除く手術がおすすめです。この手術は、まぶたの厚みを改善して、目を開けやすくし、よりすっきりとした目元に整えられます。

また、埋没法や切開法とセットで脂肪除去を行うことで、より理想的な二重ラインを作ることが可能です。手術の組み合わせによって、自然で美しい二重を目指せるため、まぶたの厚みや脂肪が気になる方は、医師と相談して最適な方法を選ぶのがおすすめです。

まぶたの脂肪取りとは

二重埋没法の症例写真

まとめ

二重まぶたが作られにくい原因には、まぶたの厚みや脂肪、筋肉の構造、蒙古ひだなどが関わっています。生活習慣やセルフケアでむくみを改善することで二重ラインが出やすくなる場合もありますが、生まれ持ったまぶたの特徴は自宅で変えるのが難しいのが現実です。

その場合には、美容外科での二重整形がおすすめです。埋没法や切開法、脂肪除去の併用など、まぶたの状態に合わせて自然で理想的な二重ラインを作れます。

Days beauty Clinicでは、一人ひとりのまぶたに合わせたオーダーメイドの二重整形をご提案。経験豊富な医師による丁寧なカウンセリングで、安全かつ自然な仕上がりを目指せます。二重まぶたに関するお悩みは、ぜひお気軽にご相談ください。

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