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投稿日:2025/11/21
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若いのに目の下のくぼみはなぜ?原因と改善方法を専門医が解説

若いのに目の下のくぼみはなぜ?原因と改善方法を専門医が解説

目の下のくぼみというと、加齢によって現れる変化だと思われがちです。しかし、実は若い人でも遺伝や生活習慣などの影響で目の下にくぼみができてしまうものです。若いのに目の下がくぼんでいると、疲れた印象、老けた印象を相手に与えかねません。

本記事では、若いのに目の下がくぼんで悩んでいる人のために、原因やセルフケア・美容医療による改善方法などを専門医の視点から解説していきます。

目の下のくぼみが与える印象

たとえ20代・30代と若くても、目の下にくぼみがあると、疲れて不健康な印象、老けた印象を与えかねません。ここでは、目の下のくぼみが与える印象を紹介します。

疲れ顔で不健康な印象を与える

目の下がくぼむと、目元の影が濃く見えます。その結果、十分に休息をとっていても周囲には「疲れている」「不健康そう」といった印象を与えがちです。若い人ほど実際の健康状態とのギャップが大きい分、見た目の印象で損をしてしまいがちです。

20代・30代でも老けて見える

年齢を重ねると、加齢による肌の弾力の低下や眼輪筋の衰えが原因で、目の下がたるんできます。目の下にくぼみがあると、この加齢による目の下のたるみに似た印象になり、若くても老けて見えてしまいかねません。

とくに20代・30代では肌にハリがある分、わずかなくぼみでも目立ってしまい、実年齢以上に老けた印象になってしまいます。

目の下のくぼみのタイプ別分類

目の下のくぼみには、「ふくらみ・くぼみ両方あるタイプ」や「くぼみだけあるタイプ」、「クマ・くぼみのあるタイプ」、「頬までくぼみが広がったタイプ」など、いくつかのタイプがあります。ここでは、各タイプの特徴を紹介します。

膨らみとくぼみが両方あるタイプ

元々目の下の眼窩(がんか)脂肪が多いタイプは、目の下のふくらみが目立ちます。くぼみもあると、ふくらみでくぼみが強調され、疲れた印象、老けた印象が強くなってしまいます。

くぼみだけがありクマのように見えるタイプ

骨格や遺伝的な特徴が影響して、目の下の脂肪によるふくらみはなく、目の下のくぼみだけがあるタイプもいます。このタイプは光の当たり具合によっては影が濃く見えてしまい、クマのように見えてしまいがちです。

クマとくぼみがあるタイプ

目の下のくぼみに、青クマや黒クマなど色素沈着や血行不良によるクマが重なったタイプもあります。目元の影が濃く、疲れて老けた印象を与えやすいタイプです。

頬まで広がったタイプ

目の下のくぼみが頬まで広がっているタイプもいます。目元だけでなく、顔全体の印象がやつれたように見えやすいタイプです。

くぼみとクマの関係

目の下のくぼみとクマは別物であるものの、どちらも目の下にできることから、両者は密接な関係にあります。くぼみがあることで、黒クマはもちろん、青クマや茶クマ、赤クマもより目立ってしまう恐れがあります。

黒クマ:ふくらみ+くぼみ

目の下にふくらみとくぼみの両方あるとできるのが、黒クマです。ふくらみの影ができる部分にちょうどくぼみが重なって、黒っぽく見えるのです。この黒クマはふくらみやくぼみそのものを改善しないと、メイクでどうにかできるものではありません。

青クマ:血行不良・炎症

眼精疲労や血行不良、炎症などによって目の下の血管が目立って、青紫に見えるのが青クマです。睡眠不足やアレルギー反応などが原因になっている場合があります。

茶クマ:色素沈着や摩擦

目の下の皮膚が摩擦や刺激などによって色素沈着を起こして、茶色のクマになっているのが茶クマです。目をこする癖があったり、メイクの落とし方が適切でなかったりするのが影響して、茶クマができることがあります。

赤クマ:皮膚の炎症や乾燥による

皮膚の炎症や乾燥が原因で、目の下が赤くなっているのが赤クマです。敏感肌や乾燥肌の人に多く見られ、外的な刺激や季節の変わり目にできやすい傾向にあります。

若い人でも目の下がくぼむ主な原因

若い人でも目の下がくぼんでしまう場合、加齢や遺伝・骨格の要因や、生活習慣や摩擦、紫外線・乾燥によるダメージなどが原因として考えられます。

加齢による要因

たとえ20代であっても眼窩脂肪が減少したり、眼輪筋が衰えたりすることで、くぼみが生じることがあります。とくに目の下の脂肪が下垂するとくぼみが目立つようになり、黒クマの原因になりかねません。

遺伝・骨格の要因

生まれつき骨格が低く眼窩脂肪の少ない人は、若くても目の下にくぼみができがちです。骨格や脂肪のつき方は、遺伝が強くかかわることがあります。遺伝や骨格が要因でできる目の下のくぼみの場合、セルフケアで改善するのは難しいでしょう。

生活習慣による目元への負荷

スマホやパソコンを凝視している間は、まばたきの回数が少なくなり、目の下の血流を悪化させてしまいます。睡眠不足も同様に、目の下の血流を悪化させる要因です。目を酷使することによる眼精疲労が蓄積すると、頑固なくぼみやクマの原因になってしまいます。

花粉症やメイク落としによる摩擦

花粉症などで目がかゆい、アイメイクを落とすために強くこするなどするのが習慣化していると、目元の皮膚を傷つけたり、色素沈着を促進してしまったりします。とくに目元の皮膚は薄いため、摩擦は天敵なのです。

紫外線・乾燥 感想による肌ダメージ

紫外線や乾燥は、肌のハリを失わせる原因になります。肌のハリがなくなれば、くぼみが目立ってしまうようになります。若い世代でも、日焼けや乾燥の影響で目元のくぼみが進行してしまいかねません。

セルフケアで予防・改善する方法

目の下のくぼみをセルフケアで予防・改善するには、目をこすらず摩擦を避ける習慣や、睡眠をしっかりとって目を休ませる習慣、バランスの取れた食生活の習慣を身につけるとともに、ホットアイマスクを利用するのも有効です。

目をこすらない・摩擦を避ける

目元をこすったり摩擦を加えたりするのが習慣になっていると、皮膚が薄くなったり色素沈着が起こったりして、くぼみやクマが目立つようになってしまいます。やさしくメイクを落とすようにしたり、目をこする原因を取り除いたりしましょう。

メイクを落とす際に、マスカラやアイライン、アイシャドウなど、とくにアイメイクは落としにくく、つい強くこすってしまいがちです。アイメイク専用のクレンジングならやさしく落とせます。

洗顔後に目元専用のアイクリームなどを使って、乾燥を防ぐのもおすすめです。また、目をこする原因となっている花粉症やアレルギーなどがあるなら、受診するなどして目をこすらなくて済むよう工夫しましょう。

睡眠をしっかりとる・目を休ませる

睡眠不足は血行不良や眼精疲労を引き起こし、くぼみや青クマを悪化させてしまいます。目を休ませて、寝ている間に行われる肌の修復を促進させるためにも、1日に7時間から8時間は睡眠時間をとる習慣をつけましょう。できれば毎晩22時くらいには就寝するのがおすすめです。

ホットアイマスクで血行促進

目元の血流を改善するのに、温めるのは手軽でおすすめの方法です。ホットアイマスクや蒸しタオルを目元に当てれば、血流を改善させられるとともに、眼精疲労の解消にも効果的です。

スマホやパソコンを見る時間が続いたら、ホットアイマスクなどを当てて休憩時間を挟みましょう。くぼみやクマの影を和らげて、目元を明るく見せる効果が期待できます。

バランスの取れた食生活

目のくぼみを改善するのに、食事は関係ないと思われるかもしれませんが、ビタミンや鉄分、たんぱく質を含む食事は、血流を改善し肌のハリを維持するのに有効です。

皮膚などはたんぱく質でできているため、とくにたんぱく質を意識的にとるようにしましょう。食生活の乱れは、目元のくぼみやクマの悪化につながるため、注意が必要です。

美容医療による改善方法

セルフケアで目の下のくぼみを改善させるには、限界があります。確実な効果を得るには、ヒアルロン酸注入や脂肪注入、再生医療といった美容医療がおすすめです。

ヒアルロン酸注入

ヒアルロン酸を目の下のくぼみに注入する「ヒアルロン酸注入」なら、目の下のくぼみにボリュームを補って、影を目立たなくする効果が期待できます。ヒアルロン酸の注入量や注入部位を調整することで、自然な仕上がりが実現します。適切なヒアルロン酸注入をすれば、凹凸を滑らかに整え、目元全体を明るく見せられるでしょう。

施術時間は短く、ダウンタイムも比較的少ないため、仕事や学校、日常生活に支障をきたしにくいのもメリットです。ただし、施術後は一時的に腫れや内出血が起こるケースもあります。それでも数日で落ち着くことが大部分です。定期的に施術を受ければ、効果の持続期間を延ばせられます。

脂肪注入

「脂肪注入」は、自分の体から採取した脂肪を目の下に移植して、くぼみを改善する施術方法です。自分自身の脂肪を使うため、自然な仕上がりになり、アレルギーのリスクもほぼありません。脂肪注入はヒアルロン酸注入よりも長く持続し、くぼみの改善効果も比較的安定している点が特徴です。

まず太ももや腹部などの脂肪を採取して、不要な成分を取り除いた上で、目の下に注入します。医師の技術によっては、くぼみだけでなく目の下から頬にかけての立体感も整えられることが期待できます。ただし、施術工程は手術に近く、施術後は腫れや内出血が出現するため、1~2週間程度のダウンタイムが必要です。

再生医療

「再生医療」を用いた施術とは、自分自身の血液や脂肪などから幹細胞や成長因子を抽出・培養して注入することで肌の再生を促すものです。たとえば「PRP(自己血小板由来成長因子)再生治療」は、自分自身の血液を用いて皮膚や脂肪細胞の再生を促す方法です。

PRPを注入することで、コラーゲンを生成したり血流の改善を促したりし、加齢や脂肪の減少によってできてしまったくぼみを、自身の細胞の力で改善するのが期待できます。

再生医療を用いた施術は、ヒアルロン酸や脂肪注入のように、直接的に目の下のボリュームを補うわけではありません。それでも目元の肌自体を若返らせられるため、くぼみの影が目立ちにくくなります。

さらに自分の血液由来の成分を使用するため、アレルギーのリスクが低く、自然な改善が可能です。ただし効果が表れるまで数週間かかり、施術回数も複数回必要になります。

切らない目の下のクマ取りの症例写真

まとめ

若いのに目の下のくぼみが目立ってしまうのは、加齢だけでなく遺伝や生活習慣、紫外線の影響など複数の要因が関係しています。目の摩擦を避け、血行を促して十分な栄養と睡眠をとることで、進行を防いでいく効果が期待できます。それでもセルフケアには限界があるため、確実に目の下のくぼみを改善したい場合は、美容医療を活用するのがおすすめです。

デイズビューティークリニックでは、患者さま一人ひとりの状態を丁寧に診察し、原因やご希望に合わせて ヒアルロン酸注入・脂肪注入・PRP(自己血小板由来成長因子)再生治療 など、自然で若々しい目元を取り戻すためのオーダーメイド治療をご提案しています。

自分のタイプに合った施術方法を医師と相談しながら行い、若々しくいきいきとした印象の目元を取り戻しましょう。

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