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丸顔の原因と改善法|医師が教える医学的な顔痩せポイント

顔の形の中でも「丸顔」は、可愛らしく親しみやすい印象を与えます。その一方で、丸顔のせいで太って見られやすい、幼く見られがちだという悩みを抱える人も少なくありません。実は丸顔に見える理由は、単に元々の骨格が要因なだけでなく、生活習慣やむくみ、加齢による筋肉の衰えなど複数の要因が関係しています。
そこで本記事では、丸顔の特徴と原因を解説するとともに、丸顔の改善方法について、セルフケアから気になる美容医療まで医学的な観点から詳しく紹介していきます。
丸顔の特徴
丸顔は、顔の縦と横の長さがほぼ同じで、頬やフェイスラインにふっくらした丸みとボリュームがある顔型です。ここでは、丸顔の具体的な特徴を詳しく見ていきます。
顔の縦と横の比率がほぼ1:1
丸顔の最大の特徴といえば、顔の縦と横の長さがほぼ同じ、比率がほぼ1:1で全体に丸みを帯びたシルエットに見えることです。フェイスラインに角ばった部分が少なく、頬から顎にかけてのラインが滑らかなため、柔らかい印象を与えられます。
一方で、正面から見ると顔の立体感が出にくく、横幅が強調されやすい傾向にあります。
頬やフェイスラインがふっくらしている
丸顔の人は、フェイスラインや頬に脂肪がつきやすい傾向にあります。とくに頬の中央部分や顎周りにボリュームが出ると、顔全体がふっくらして見えがちです。
これは、元々の骨格に加えて、皮下脂肪の厚さやむくみやすさも影響します。顔の脂肪は体脂肪より落ちにくいため、体は痩せていても顔だけは丸い人も少なくありません。
丸顔が与える印象
丸顔は、見る人に与える印象が強い顔型です。可愛らしさや若々しさといったポジティブな印象を与える一方で、太って見られやすい、幼く見えるといったネガティブな面に悩む人も少なくありません。
ここでは、丸顔の印象をポジティブ・ネガティブ両面から解説します。
ポジティブな印象
丸顔が童顔で若々しく見られやすい、可愛らしくやさしげな雰囲気に見られやすいのは、ポジティブな印象でしょう。
童顔に見られやすい
丸顔は、赤ちゃんや子どもが成長過程で面長になる前の可愛らしい顔立ちと似ているため、一般的に「童顔」だと呼ばれます。丸顔の人は年齢を重ねても若々しい印象を保ちやすく、大きなチャームポイントです。
可愛らしい・優し気な印象
丸顔は顔にシャープな印象が少ないため、柔らかく親しみやすく、やさしい印象を与えられます。また丸顔は、赤ちゃんや子どもと似たバランスのため、相手に可愛らしい、守ってあげたいと思わせられます。
ネガティブな印象
丸顔は、どうしても太って見られやすく、幼く見られがちな点はネガティブな印象だといえます。
太って見られやすい
人は、主に相手の顔に注目するため、顔に丸みがあると体全体ふっくらした印象を持ってしまいがちです。とくに写真や画面越しでは、実際より太った印象を与えてしまいかねません。逆にいえば、フェイスラインを引き締めるだけで全体的にすっきりした印象を与えられるのです。
幼く見られがち
丸顔は童顔で、可愛らしさや若さを印象づけられる反面、落ち着きや大人っぽさを演出しにくいデメリットもあります。とくに仕事やフォーマルな場面では、シャープな印象の方が相手に説得力や信頼感を与えやすいでしょう。そのため、シャープな印象を求めて、丸顔の人が顔痩せや輪郭治療を希望するケースも増えています。
丸顔痩せのメリット
丸顔がすっきりすると、顔立ちが立体的になり、全体の印象が引き締まります。フェイスラインがシャープになることで髪型やメイクの幅も広がり、表情がより華やかに映るでしょう。
ここでは、丸顔を改善することで得られる具体的なメリットを紹介します。
顔が立体的になり、髪型やメイクの幅が広がる
顔の丸みが軽減されてシャープになれば、頬や顎のラインに陰影が生まれて、立体感のある顔立ちになります。丸顔だとどうしても丸みをカバーするヘアスタイルやメイクになりがちですが、丸顔が解消されれば、丸い輪郭を隠すヘアスタイルや顔の陰影を出すメイクから解放されて、ヘアメイクの幅が広がるはずです。
小顔になり、若々しく上品な印象になる
丸顔が改善されれば輪郭はシャープになり、首・肩とのバランスも整い小顔に見えるようになります。顔がふっくら丸い状態は、年齢を重ねて肌のたるんだ顔と同様の印象を与えます。丸顔を改善すれば、若々しさや上品さがよみがえることでしょう。
目が大きく見え、可愛らしい印象になる
丸顔が改善されれば、むくみなどで顔のパーツが埋もれた状態から、各パーツがはっきり立体的に引き立つようになります。とくに人の印象を決定づける目がぱっちりすれば、目の印象が強くなり、華やかで可愛らしい印象を強められます。

丸顔に見える主な原因
丸顔に見える原因は、単に骨格の問題だけでなく、脂肪やむくみ、筋肉のたるみや生活習慣の乱れなど複数の要素が関係しています。原因を正しく理解すれば、より効果的な改善策を取れるはずです。
そこでここでは、丸顔に見える代表的な4つの要因を解説します。
骨格的な要因
生まれつきの骨格が要因で、丸顔に見えるケースがあります。とくに下顎が短い「短頭型」や、頬骨が横に張っているタイプは、顔の縦の長さより横幅が強調されます。
脂肪やむくみの影響
顔に脂肪がつきやすかったり、水分がたまりやすかったりする体質も、丸顔の一因です。塩分の摂りすぎや睡眠不足、冷えなどでむくみが悪化している状態は、フェイスラインや顔のパーツをぼんやりさせてしまいます。また、表情筋を使わない生活を続けていることで血流が滞り、脂肪の燃焼が鈍くなることも考えられます。

筋肉・たるみの影響
加齢に伴って筋肉が衰えたり皮下脂肪がたるんだりすることで、フェイスラインがぼやけて丸顔になる人も少なくありません。とくに「頬筋」や「咬筋」といった頬の中央部の筋肉が弱まると、重力で下方向にボリュームが集まり、顔の下半分が膨張して見えるようになります。これが加齢によって丸顔になったと感じる原因なのです。
生活習慣・代謝が低い
不規則な生活や睡眠不足、ストレスや運動不足などで代謝が低下すると、脂肪がつきやすくなり、むくみも取れにくい体質になってしまいます。とくにデスクワーク中心の人は、長時間同じ姿勢でいるため血行が滞り、顔にも余分な水分がたまりやすくなってしまいます。
セルフケアでできる丸顔改善法
丸顔の印象を変えるために、まずはセルフケアを考える人も多いでしょう。髪型やメイクの工夫、むくみを防ぐ生活習慣や顔の筋肉を鍛えるトレーニングなど、丸顔を改善するセルフケア方法を紹介します。
髪型で縦のラインを強調
髪型は、顔の印象を大きく左右する要素です。丸顔の人は一般的に、縦のラインを強調したヘアスタイルがおすすめです。顔周りにレイヤーを入れて縦に流れるカットや、シースルーバングなどは、顔をすっきり見せ、縦のラインを強調させる効果が期待できます。逆に横幅を広く見せる丸みのあるボブやぱっつん前髪などは、避けた方がいいでしょう。

メイクで立体感を演出
丸顔の人のメイクは、「立体感」を出すことを意識しましょう。丸顔の印象を和らげるのに効果的です。たとえば、チークはフェイスラインや頬骨下にシェーディングのように入れたり、ハイライトを鼻筋や頬の中央にのせたりすると、自然な陰影が生まれます。
生活習慣で代謝・むくみを改善
生活習慣を改善して代謝をアップさせることで、丸顔の原因になるむくみを根本から改善することが期待できます。水分をこまめに摂るとともに、塩分を控え、睡眠をたっぷりとって生活リズムを整えましょう。
さらに軽いストレッチや半身浴で体を温めれば、血流とリンパの流れがよくなり、むくみが取れやすくなります。朝起きたら冷水で顔を引き締めるのも、習慣化すると効果的でしょう。
顔痩せマッサージ・筋トレ
むくみによる丸顔には、顔のリンパを流すマッサージでむくみを解消するのがおすすめです。顎下から耳下、首筋にかけてゆっくり流すようにマッサージすると、余分な水分や老廃物が排出できます。また、口を「い」「う」と発音する形に大きく動かす表情筋トレーニングも、フェイスラインを引き締めるのにおすすめです。

美容医療による丸顔改善法
確実にフェイスラインを引き締めて丸顔を改善するには、美容医療の力を借りるのが有効です。脂肪溶解注射や脂肪吸引、HIFU(ハイフ)、糸リフト、バッカルファット除去など、丸顔の原因や希望に応じて次のような施術法が選べます。
脂肪溶解注射
脂肪溶解注射は、脂肪細胞を直接溶かす成分を注入することで、フェイスラインをすっきりさせる施術です。顔の脂肪で二重顎になっている人、頬下の脂肪で丸顔の印象が強くなっている人などに向いています。ダウンタイムが短く、自然な効果を求める人におすすめの施術です。
脂肪吸引
脂肪溶解注射より確実に脂肪を減らしたいなら、脂肪吸引が有効です。余分な皮下脂肪を直接除去するため、フェイスラインがはっきりして、丸顔からシャープな印象へとしっかり変化を感じられるはずです。医師の技術力によって仕上がりが左右されるため、経験豊富なクリニックで施術するようにしましょう。

HIFU(ハイフ)
HIFU(ハイフ)は、超音波エネルギーを皮膚の深部に照射して、たるみを引き締める施術です。皮膚を切らずにリフトアップでき、顔全体の引き締めや小顔効果が期待できます。たるみが原因で丸顔の印象になっている人には、とくにおすすめの施術です。
糸リフト
糸リフトは、特殊な糸を皮下に挿入してたるみを引き上げる施術です。フェイスラインを物理的に持ち上げるため、施術直後からしっかり効果を感じられるのが特徴です。HIFUと併用すれば、引き締め効果がより持続するでしょう。
バッカルファット除去
バッカルファット除去は、頬の奥にある「バッカルファット」と呼ばれる脂肪を取り除く施術です。とくに頬の中央が膨らんでいるタイプの丸顔に効果的で、顔の下半分がすっきりした印象になります。若いうちに施術を受けることで、将来的なたるみの予防にもつながります。

糸リフトの症例写真
まとめ
丸顔は決して欠点ではなく、むしろ可愛らしさや親しみやすさといった魅力を持つ顔型です。しかし、丸顔の本人としては「太ってみられがちでイヤ」、「シャープで引き締まった印象になりたい」と悩むケースが少なくありません。
丸顔は、セルフケアで改善できる部分もあるものの、より確実な効果を求めるなら、美容医療を組み合わせるのも有効な選択肢です。
デイズビューティークリニックでは、医師による丁寧なカウンセリングのもと、丸顔の原因に合わせて脂肪溶解注射・HIFU(ハイフ)・糸リフト・バッカルファット除去など、複数の治療法を組み合わせたオーダーメイドの小顔治療をご提案しています。
医師と相談しながら、自分に合った方法で理想のフェイスラインを手に入れましょう。患者さま一人ひとりの骨格・筋肉・脂肪の状態に合わせて、より美しく調和のとれたフェイスラインをデザインします。
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