脂肪注入
脂肪注入とは
脂肪注入とは、自身から採取した脂肪を気になる深いシワやくぼみ・凹みに注入することで肌にハリを持たせ改善させる方法です。
注入した脂肪は注入部位に定着するため効果は永久的で、治療時間も30分以内と短く、傷跡も目立たないのがメリットです。
脂肪細胞も自己の細胞を使用しますので異物反応を起こすこともなく安心です。
こんな方におすすめ
ほうれい線などお顔のシワを改善したい方
お顔の張りツヤを改善したい方
目の下のクマやたるみを切らずに改善したい方
ヒアルロン酸注射を繰り返している方
脂肪注入の可能な箇所
脂肪注入は頬、目の下、ほうれい線、唇、おでこ(額)への希望が多く、シワだけでなく頬やこめかみのくぼみなどに対して非常に有効です。
ヒアルロン酸注射のように吸収されてしまうこともなく、脂肪注入は定着しますので効果は永続性があります。
また新しい脂肪注入「ナノファット2.0」は、脂肪注入による「しこり」のリスクも少なく定着率が高いこともメリットです。
特に目の下のクマに対して脂肪注入はとても有効です。
脂肪注入「ナノファット2.0」
脂肪注入「ナノファット2.0」とは
採取された脂肪をそのまま注入するのが脂肪注入ですが、脂肪を採取する際に壊れた線維組織などの不純物が混じってしまうのでこのまま注入しても定着がよくないどころか、しこりになってしまいます。
そこで最近は採取した脂肪細胞を最初に濃縮して、そこからしこりの原因になってしまう不純物を取り除いた「コンデンスリッチファット(CRF)」などがあります。
しかし「ナノファット2.0」はさらに定着率を上げ、しこりのリスクを減らす工夫がされています。
「ナノファット2.0」による脂肪注入のメリット
不純物を徹底除去することで、なめらかで自然な仕上がりが期待できます。
しこりや石灰化のリスクは極小となり、安全性が高いです。
注入方法
適応部位から抽出した脂肪細胞から、遠心分離器を使って不純物を分離させます。その後、脂肪細胞を細かく粉砕し、滑らかな状態(ナノ化)に生成します。
ナノ化された脂肪細胞に圧力をかけ、凝縮させると麻酔液が分離するため、麻酔液のみを捨てます。後に残った良質な脂肪細胞が、ナノファット2.0となります。
脂肪の採取部位
脂肪の採取部位は、主に太ももの内側からとなります。採取部位についてはご相談の上決めさせていただきますので、他部位からのご希望の方もご相談いただけます。
脂肪の採取は局所麻酔下で行います。不安や緊張の強い方は、表面麻酔や笑気麻酔(リラックス麻酔)などのご用意もありますのでご安心ください。
ナノファット2.0の注入方法
生成したナノファットをご希望の部位に注入します。1ヶ所から注入してしまうと、しこりになる可能性が出てきてしまうので、多方向から少しずつ注入していきます。また、少量をゆっくり注入することで定着率を高め、左右のバランスのとれた自然な仕上がりとなります。
従来の脂肪注入との比較
採取した脂肪細胞から不純物やしこりの原因となる老化細胞を取り除き、濃縮したのが「コンデンスリッチ」です。
さらに滑らかな「ナノリッチ」は、注入後の定着率を上げるために、生成の初期の過程で脂肪組織に含まれる線維組織をしっかりと除去した上で脂肪細胞を破砕します。ナノ化したよりピュアな脂肪細胞を濃縮することで、豊富な幹細胞の抽出が可能です。
詳細情報
- 施術時間
- 30~45分
- 抜糸
- 縫合した場合のみ(脂肪採取部分)
- シャワー・洗顔
- 当日から可能(幹部はこすらないように)
- 化粧
- 翌日から可能(幹部はこすらないように)
- 入浴
- 抜糸後から可能
- ダウンタイム
- 術後、採取量によっては脂肪の採取部位に筋肉痛のような痛みが数日間あります。脂肪注入部位も軽い炎症反応を起こすことがあり熱感と腫れ、鈍痛が出ることがありますが数日で改善します。
脂肪を採取した部位は、まれに内出血することがありますが1週間~2週間くらいで完全に治ります。 - その他注意事項
- 脂肪の採取は主に太もも内側から行いますので足の付け根やおしりの付け根に数㎜の傷跡ができます(お顔に注入する場所以外にも針跡ができます)。
脂肪注入は脂肪の定着率や増減を人為的にコントロールはできないため、観的にわかりにくい本人の主観的な希望による調整は難しいことがあります。
施術の流れ
01
カウンセリング
医師とどの位置に注入するかかなど、丁寧に診察をします。
02
施術
大腿動静脈を避けて局所麻酔後カニューレの挿入口を5mm程切開します。
注入内容は止血・麻酔剤テュメセント(チュメセント)125ml(生食100ml+1%E 25ml)の組成です。
目の下・ゴルゴラインへの脂肪注入分の量なら50~60ccくらいで大抵十分です。
広範囲から採らなければならなそうな人(痩せ型)や、額、こめかみ、頬などの注入がある場合は、準備した麻酔を全量入れたり、さらにもう片側からも吸引する場合もあります。
ボーラス投与(短期投薬)で麻酔を撒くと、その後脂肪が吸引しづらいばかりか、患者様も痛がるので満遍なく全体に撒くように心掛けます。
遠心分離後の脂肪で6cc程度欲しいので、吸引量15~20ccくらいを目標とします。
(遠心分離にかけると、脂肪はおおよそ1/2以下程度になるイメージです)
脂肪の中間層・深層を吸うイメージで吸引します。
また、カニューレの孔の向きは基本下に向けます。
左手でテンションをかけながら吸引します。最初はカニューレの先端が浅く入りすぎていないか目視しながら吸っていきます。
吸い出した脂肪を1200rpmで3分間、遠心分離にかけます。
事前にMC(針)の侵入部には局所麻酔を打っています。また眼窩下Nブロックもしています。
18Gで片側2~3箇所の侵入部を垂直気味に作ります。
脂肪注入は、ボーラス注入(短期注入)せずに層を変えながら逆向き気味に注入していきます。
デザインに沿って反対側も注入していきます。
左右差を確認しバランスをとっていきます。
03
アフターケア
そのままお帰りいただけます
脂肪注入
採取・作成
通常価格 | モニター価格 | |
---|---|---|
コンデンスリッチ作成 | 154,000 円 | 140,000 円 |
ナノリッチ作成 | 198,000 円 | 180,000 円 |
※価格は全て税込みです。
注入部位
通常価格 | モニター価格 | |
---|---|---|
口角・ゴルゴ・目の下・目の上・ほうれい線(1ヶ所) | 88,000 円 | 85,000 円 |
こめかみ | 132,000 円 | 125,000 円 |
頬・大陰唇 | 165,000 円 | 148,000 円 |
額 | 220,000 円 | 208,000 円 |
※価格は全て税込みです。