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2025/6/26

デリケートゾーンのたるみは改善できる?セルフケアと施術方法をご紹介

デリケートゾーンのたるみは改善できる?セルフケアと施術方法をご紹介

目次

年齢を重ねるにつれて、顔や体と同じように「デリケートゾーンのたるみ」が気になってくる方が増えてきます。見た目の変化だけでなく、ムレや不快感、清潔さを保ちにくくなるなど、日常生活に影響が出ることもあるため、見過ごせない悩みのひとつです。

この記事では、たるみが起こる主な理由やセルフケアの方法、クリニックで受けられる治療について、わかりやすくまとめました。改善できるかどうかの不安に、医学的な視点から丁寧にお答えしていきます。

デリケートゾーンの老化はいつ頃から始まる?

デリケートゾーンの老化は、30代頃から徐々に進みはじめるといわれています。特に更年期にさしかかると、エストロゲン(女性ホルモン)の減少により、皮膚の弾力や潤いが低下し、たるみや乾燥を感じることが増えてきます。

加齢によってコラーゲンも減少するため、大陰唇などのふっくらとした部分にハリがなくなり、見た目の変化を実感する方も少なくありません。

デリケートゾーンのどこがたるむ?

デリケートゾーンのたるみは、大きく「皮膚部分」と「筋肉部分」に分けて考えられます。

大陰唇・小陰唇などの皮膚部分

大陰唇や小陰唇は、加齢とともに皮膚内のコラーゲンや皮下脂肪が減少し、弾力が失われてしぼんだような印象を与えがちです。また、摩擦や下着による刺激の影響で、黒ずみが目立ってくるケースも見受けられます。

膣や骨盤底筋などの筋肉部分

出産や加齢によって骨盤底筋群が弱まり、膣の入り口やその周辺がゆるんでいきます。これは内臓を支える機能にも関係しており、尿漏れや骨盤臓器脱などの症状を引き起こすこともあります。

デリケートゾーンの基本的な構造とは?

デリケートゾーンは複雑な構造を持ち、それぞれ異なる役割があります。

尿道口(にょうどうぐち)

尿の通り道として機能する開口部で、膣口のすぐ近くに位置しています。デリケートな場所のため、衛生管理を怠ると細菌感染などのトラブルが生じる可能性があります。

陰核(いんかく/クリトリス)

陰核は膣の入り口付近、やや上部に位置する器官で、多くの神経が集まり、性感に関わる重要な部位とされています。加齢や皮膚の変化により、周囲の包皮がたるむと、見た目の印象が変わることがあります。

膣口(ちつこう)

膣の開口部にあたり、月経やおりものの排出経路となるほか、性行為や出産にも関与します。摩擦や加齢による影響を受けやすく、骨盤底筋の衰えにより形状が変化することもあります。

大陰唇(だいいんしん)

大陰唇は左右に分かれたふくらみのある皮膚で、内側にある小陰唇や膣口などを外的な刺激から守っています。年齢を重ねると皮下脂肪やコラーゲンが減り、ふっくら感が失われやすくなります。

小陰唇(しょういんしん)

小陰唇は大陰唇の内側にある薄いひだ状の皮膚で、尿道口や膣口を覆い、異物の侵入を防ぐ役割を担います。個人差が大きい部分ですが、加齢や出産などの影響で左右の大きさや形に変化が見られる場合があります。

デリケートゾーンのたるみの主な原因

デリケートゾーンのたるみには、いくつかの要因が複雑に絡み合っています。

加齢

加齢に伴うホルモンバランスの乱れは、皮膚や粘膜の潤いを低下させ、乾燥や萎縮を引き起こします。これによりデリケートゾーンの弾力が失われ、たるみやゆるみが目立ちだします。

急激な体重の変化

ダイエットや体重の急な変化は、皮下脂肪量の減少を引き起こし、大陰唇のボリュームにも影響を与えます。その結果、しぼんだような見た目になり、たるみが目立つ場合があります。

摩擦などの刺激

締め付けの強い下着や頻繁な自己処理・脱毛などの刺激は、皮膚に摩耗や色素沈着を引き起こします。繰り返される摩擦は弾力の低下を招き、たるみの一因です。

妊娠や出産

出産時、特に経膣分娩では膣やその周囲の皮膚・筋肉が大きく引き伸ばされます。分娩後に回復しても、皮膚や組織が完全に元に戻らないことがあり、たるみが生じるケースがあります。

先天的・遺伝的要因

小陰唇の大きさや左右差、大陰唇のふくらみ具合などには、生まれつきの個人差があります。こうした先天的・遺伝的な要因によって、見た目の悩みやたるみのように見える状態が気になる方もいます。

デリケートゾーンのたるみがもたらす影響

たるみが進行すると、見た目の変化だけでなく日常生活にも思わぬ支障が出ることがあります。

雑菌が繁殖しやすくなる

たるみにより通気性が低下すると、湿気がこもりやすくなり、雑菌が繁殖しやすくなります。これにより、かゆみやにおいといった不快な症状が現れることもあります。

皮膚のたるみによる不快感や違和感

座ったときや歩いたときに、たるんだ皮膚が擦れてヒリつきや違和感を覚えることがあります。日常的な動作がストレスになるケースも見られます。

見た目が気になってしまう

デリケートゾーンの見た目の変化によって自己肯定感が下がってしまうこともあります。ときにはパートナーとの性生活など親密な関係に影響を及ぼすほど、深刻な悩みにつながることもあります。

デリケートゾーンのたるみが気になるときの対処法

年齢や体型の変化とともに現れるデリケートゾーンのたるみは、多くの女性が抱える自然な変化です。見た目や感覚が気になったときは、過度に悩みすぎず、できることから始めてみることが大切です。

過度に気にしすぎない

年齢とともに体にさまざまな変化が起きるのは自然な流れです。大陰唇や小陰唇のたるみもそのひとつで、特別なことではありません。痛みや不快感がなければ、過剰に心配せず、まずは受け止める姿勢が大切です。必要であれば、医療機関で専門的なアドバイスを受けるのも一つの方法です。

アンダーヘアで自然にカバーする

Vラインの毛を整えることで、大陰唇のたるみや形の違いをカバーしやすくなります。自然な毛の生え方を活かせば、視線が集まりにくくなるため、温泉などでも気になりにくいでしょう。ただし、ムレや衛生面への配慮も必要なため、清潔を保つことを心がけましょう。

デリケートゾーンのたるみを改善するセルフケア

加齢などによる変化を完全に防ぐことはできませんが、日々のセルフケアで進行を遅らせるなど、改善が期待できる方法もあります。

骨盤底筋のトレーニング

骨盤底筋体操(いわゆる膣トレ)は、膣のゆるみ予防や改善に効果があるとされる方法です。骨盤底筋は膣や膀胱、子宮などの臓器を支える大切な筋肉で、日常的に鍛えることで筋力の維持や機能の回復が期待できます。特別な器具がなくてもできる簡単なトレーニングのため、継続することが何より重要です。

バランスの良い食生活を意識する

健康的な食事と適度な運動は、デリケートゾーンの皮膚や粘膜を健やかに保つうえで大切です。外側からのケアだけでなく、体の内側から整える意識も、たるみの予防につながります。

医療機関でのデリケートゾーンのたるみ改善方法

医療の力を借りることで、より効果的かつ安全にデリケートゾーンのたるみ改善が期待できます。以下に代表的な治療法を紹介します。

大陰唇のたるみ取り(大陰唇縮小術)

余分な皮膚を切除して大陰唇の形を整え、自然なハリを取り戻す外科的手術です。しわやたるみを根本から改善し、見た目の悩みだけでなく快適さも向上します。

局所麻酔で行い、痛みや負担は比較的軽いのが特徴です。施術時間も短く、日帰りでの対応が可能な場合もあります。左右差が気になる方にも適しており、カウンセリングで希望をしっかり伝えることが大切です。

大陰唇へのヒアルロン酸注入

皮膚に元々存在する成分を注入し、加齢などで失われたボリュームとハリを補います。メスを使わず注射のみで、ダウンタイムがほとんどないため手軽に受けられます。施術直後でも日常生活に支障が出にくいのが魅力です。

体内に徐々に吸収され持続期間は限られますが、副作用のリスクは低い治療法です。メスを使いたくない方や、まずは軽い施術から始めたい方に向いています。

大陰唇への脂肪注入(大陰唇増大術)

自身の脂肪を注入し、自然なボリュームアップを目指す方法です。脂肪は定着すれば長期間効果が持続し、違和感も少ないのが特徴です。自分の組織を使うため、拒否反応の心配も少なく安心感があります。

採取部位の負担はありますが、全体としてナチュラルな仕上がりを求める方に適しています。より自然で持続力のある改善を希望する方におすすめです。

HIFU(高密度焦点式超音波)による照射

超音波で皮膚の深部に熱を与え、コラーゲン生成を促し引き締め効果をもたらします。非侵襲的で傷跡やダウンタイムがほとんどなく、気軽に受けやすい施術です。肌の内側から徐々にハリを取り戻していくため、変化が自然です。

たるみやしわが気になる方、ダウンタイムを抑えたい方に適しており、無理のない範囲での若返りが期待できます。繰り返し施術することで、より高い効果が見込めます。

デリケートゾーンのたるみ改善手術後に気をつけたいポイント

手術後の経過を良好に保つためには、日常生活での注意点を理解しておくことが重要です。

シャワーや入浴、運動の開始時期は医師の指示に従う

シャワーは当日から可能なこともありますが、入浴は医師の許可が出るまで控えましょう。激しい運動は4~6週間ほど控えるのが一般的です。

自転車やバイクなど、患部への刺激を避ける

患部への直接的な刺激は、内出血や腫れを引き起こす原因となるため、術後3週間程度は避けましょう。

性交は医師の許可が出るまで控える

傷の回復状況によって異なりますが、通常は4週間ほどの安静期間が必要です。感染や炎症を防ぐため、医師の指示に従いましょう。

デリケートゾーンのたるみに関するよくあるご質問

ここでは、デリケートゾーンのたるみに関するよくある質問と回答を紹介します。

デリケートゾーンのたるみは自然に元に戻りますか?

基本的に自然治癒は難しく、加齢や生活習慣によるたるみは放置すると悪化し、改善にはケアや専門的な治療が必要となることがあります。

治療は痛みを伴いますか?

麻酔を使用するため、手術中に痛みを感じることはありません。眠っている間に手術が終わるため、安心して受けられます。

手術を受けたことは見た目でわかりますか?

仕上がりは自然で、術後の腫れや炎症を最小限に抑える工夫がされているため、目立ちにくくなります。必要に応じて適切な方法が選ばれ、傷跡や体への負担を軽減する縫合が行われます。経験豊富な専門医による施術で、より自然な仕上がりが期待できるでしょう。

手術は保険適用されますか?

美容目的の施術であるため、基本的に自費診療です。

手術後に出血はありますか?

軽度の出血や腫れが数日続くことはありますが、数日で出血はなくなります。

術後のダウンタイムはどれくらいですか?

内容により異なりますが、ヒアルロン酸注入や脂肪注入は注射のみで行える手軽な治療のため、術後もダウンタイムがほとんどなく普段通りの生活を送れます。

手術後、入浴やシャワーはいつから可能ですか?

シャワーは翌日から可能なことが多く、入浴は医師の判断を仰ぐ必要があります。

まとめ:デリケートゾーンのたるみケアとDays beauty Clinicの治療法

デリケートゾーンのたるみは、年齢や出産など自然な体の変化によって起こるもので、決して珍しい悩みではありません。大切なのは、自分の体と向き合いながら、気になる点に対して無理なくできる対策を取り入れていくことです。

セルフケアから医療機関での治療まで、選択肢は多様にあります。特にDays beauty Clinicでは、大陰唇縮小術や大陰唇増大術、ヒアルロン酸注入、さらにHIFU(高密度焦点式超音波)といった専門的な施術を提供しており、一人ひとりの状態や希望に合わせた治療が可能です。

「たるみ=老化」と捉えるのではなく、「より快適に過ごすためのケア」として前向きに取り組む姿勢が、美しさと健康の鍵になるでしょう。

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